どうぶつえん日記

最新のどうぶつえん日記

キリンに竹フィーダー 1月14日

昨年12月25日のどうぶつえん日記「クリスマスプレゼントⅠ」で書いたとおり、室内展示場に竹で作った給餌器(フィーダー)を設置してみました。 今回設置したのは、母親のイザベルと息子のダイチがいる寝室の格子です。 竹の上の段に餌が入っていて、キリンは舌を伸ばして餌を取って食べます。上の段と下の段の間の節の部分には小さな穴が開いていて、 上の段の餌を食べていると、中の餌がずれて、穴から落ちて下の段に餌が溜まり、キリンは上の段を食べ終わると、 下の段に溜まった餌を食べるという仕組みです。シンプルな仕組みですが、採食時間を延ばすことには効果がありそうです。 ちなみに、この竹を使ったフィーダー、私が思いついたわけではありません。 先日、福岡の動物園に行った時に見つけました。今回私が作ったものより大きく何段もあるものでした。 担当者の方に仕組みを教えていただき、参考にさせてもらいました。というかパクりました(笑) 一応、許可はもらっています。他園での取り組みでいいと思うものは、どんどんパクらせて…、ではなくて参考にさせていただきたいと思っています。 今回のものは、試作品ですので次は、舌で餌を取っているところが見えるようなものを作ってみようと思います。(小倉 康武)

竹フィーダーの写真 竹フィーダーの写真2 竹フィーダーの写真3

長い間ありがとう 1月12日

2017年1月5日、チンパンジーのイチローが亡くなりました。50歳でした。イチローはまだ動物園が金沢にあった1968年にアフリカからやってきました。その後金沢から辰口への引っ越しも経験し、長い間動物園で暮らしてきました。1994年にいしかわ動物園の飼育係になった私にとって、年齢は近いのですが、動物園の大先輩でした。新人飼育係や、獣医さんには少し厳しく、メロン、ハローにはとてもやさしいお父さんでした。 お別れはとても辛いですが、20年以上のお付き合いのある大先輩の最後の担当でいられたことを幸せに思います。イチロー、長い間おつかれさまでした。ありがとう。(小山 貴弘)

イチローの写真 イチロー家族の写真

クリスマスプレゼントⅠ♪ 12月25日

アフリカの草原エリアに1本の低木があります。この木は現在工事が行われている場所に生えていた木で、 持って来た時は葉っぱが生い茂っていました。しかし、葉っぱはキリンに食べられて枯れ木状態。 なんとも寂しい感じなので、いくつかぶら下げてみました。キリン用として乾草をネットに入れて吊したり、バケツの中にペレットを入れて、 穴を開けて舌で採れるようにしてみました。シマウマ用は同じ作りで、揺さぶると中のペレットが落ちるようにしてみました。 やってみた結果、乾草は主に子どものダイチが興味をもって近づき食べ始め、その後お母さんのイザベルも食べました。 キリンはバケツが揺れると採りにくいようで、すぐに諦めたので蓋を外してみると、鼻先を突っ込みきれいに完食しました。 シマウマは、ランディア(おばちゃんシマウマ)が予想以上の執着でバケツを揺らし続け、更に慣れてくるとバケツを噛み始め蓋の部分を壊してしまいました。 こちらもばっちり完食でした。これまでやったことがなかったのでキリンやシマウマの新しい行動を見ることができました。 いいクリスマスプレゼントになったかな?と思います。現在、気温が低いことと、工事のため屋外展示場に出せないことがあり、 キリンは室内展示場にいることが多くなってきました。室内展示場用のものを新たに作ってみようと思っています。 ちなみに、屋外展示場に出せない日は、シマウマはご覧になれません。予めご了承ください。(小倉 康武)

キリンの写真 キリン・シマウマの写真 シマウマの写真

クリスマスプレゼントⅡ♪ 12月25日

アジアゾウのサニーには竹をプレゼントしました。といっても、これは今月の上旬から時々与えています。 少しでも退屈な時間を減らすために。この竹、実はサニーのために切ってきているわけではありません(笑) レッサーパンダの担当者がレッサーパンダのために切ってきた竹です。ただ、レッサーパンダは笹の部分しか食べないので竹の幹はいらないのです。 溜まってくるとゴミ処理場へ捨てに行きます。どうせ捨てるならということで、少しもらうことにしました。 何本か与えてみましたが、サニーは、その日に切ってきた新鮮な竹よりも、数日経った少し乾いたような竹を好むようです。 太さは全く関係ありません。大丈夫かな?と思っているのは私だけで、鼻だけで折れないと分かると右前肢で踏んで押さえて折ります。 どうやら利き足は右のようです。バキバキ!と音がして、それから鼻を使って剥がし、 口に運び歯で細かくちぎって食べていきます。あまり好みじゃない時は食べませんが、とりあえずバラバラにはしています。 暇つぶしにはなっているようです。毎日でも与えたらいいと思っていましたが、先輩からの「やりすぎるとすぐ飽きるぞ」の助言もあり、時々与えています。 ゾウの展示場でバキバキ!っと聞こえたらぜひ近くで見てみて下さい。ゾウの力強さと器用さが分かります(小倉 康武)

ゾウの写真 ゾウの写真2 ゾウの写真3

バードストリートの新しい顔 12月21日

 赤く小さなからだに大~きなくちばし。初めて目にする方も多いのではないでしょうか。これはアカショウビンという種類で、日本には夏にやってくる渡り鳥として知られています。さて、この個体は今年9月に金沢市でケガをしているところを保護され当園へやってきました。獣医による治療の甲斐あって秋には元気になりましたが、もう仲間たちは遥か南へと旅立っている頃。自然に返すのは難しいと判断し、先日バードストリートにて展示を開始しました。ケージ内のとまり木を器用に飛び移ったり時折鳴いてみせたりと、その愛らしい姿で早くもお客様の人気者となっています。寒い日には職員特製の暖房室で羽を休める様子も見られるかもしれません。(小山 将大)

アカショウビンの写真 アカショウビンの写真2