園内ガイド

展示動物紹介

小動物プロムナード Small Mammal Promenade

小獣プロムナードの写真

 ここでは世界の主な大陸に生息する小動物を紹介しています。
 アフリカ大陸のケ-プハイラックス、南アメリカ大陸のマ-ラ、そしてユ-ラシア大陸のレッサ-パンダと3種類の小動物を展示しています。
 これらの動物たちの観察を通じて、それぞれの生息する環境に思いをはせてみるのも楽しいでしょう。

レッサーパンダ Ailurus fulgens

レッサーパンダの写真

外国
語の
表記
Red Panda
小熊猫
레서판다
分類 食肉目 アライグマ科
分布 南アジアから東南アジア
保護 国際希少野生動植物種、CITES(附属書Ⅰ)、IUCN(VU)

 中国南部の標高の比較的高いところで生活しており、北陸の夏の暑さはちょっと苦手です。 そのため夏期は寝室内にエアコンをかけて過ごしやすくしています。
  通常は群れで生活することはなく、単独で生活していますが、繁殖時期である1月から3月くらいまでは、オスとメスが行動を共にします。 そのため動物園でも繁殖期以外は個別に飼育しています。
 主食は笹やタケノコ、果実などですが、小動物・鳥の卵・昆虫なども食べる雑食性の動物です。 エサを食べる時は、前足の5本の指と手のひらにある突起を使って、片手でも器用にエサをつかんで食べることができます。 これはジャイアントパンダも同様です。また足には鋭い爪があり上手に木に登ることができます。
  夜行性であるため、昼間はお気に入りの木の上で寝ている姿をよく観察できます。
 中国南部に生息している「シセンレッサーパンダ」と、ネパールなどの高原に生息している「ネパールレッサーパンダ」など 亜種の存在が確認されています。当園では「シセンレッサーパンダ」を飼育展示しています。

レッサーパンダのタンタンの写真 レッサーパンダのメロンの写真 レッサーパンダの写真

オスの「アクア」とメスの「アヤメ」のペア、そしてそのペアから2014年に誕生した「マリン」と「スミレ」、 2015年に誕生したメスの「サン」の全部で5頭を飼育展示しています。

ケープハイラックス Procavia capensis

ケープハイラックスの写真

外国
語の
表記
Cape Hyrax
蹄兔
바위너구리
分類 イワダヌキ目 イワダヌキ科
分布 アフリカおよび中近東
保護 IUCN(LC)

 ハイラックスの仲間は体温調節があまり得意な方ではなく、体を寄せ合って日向ぼっこをしていることもあります。
 岩場などに生息する草食動物で、岩の上段で外敵の見張りをしています。危険が迫ると甲高い警戒音を発して、周囲の仲間に知らせ、岩の隙間などにすばやく身を隠します。 普段は見えませんが、長い門歯は鋭く尖っており、一生伸び続けます。彼らに接近した時、その門歯の鋭さや威嚇の激しさからとても草食動物には思えません。
  また骨格や消化機能の特徴などから、こんなに小さいのにゾウなどの有蹄類に近縁の仲間であるといわれています。

石の上に集まって日向ぼっこをしているケープハイラックスの写真 木の枝に集まって日向ぼっこをしているケープハイラックスの写真 石の上に集まって日向ぼっこをしているケープハイラックスの写真

岩の上や木の枝の上で見張りをしている時は微動だにしませんが、危険が迫ると素早く身を隠します。

マーラ Dolichotis patagaonum

マーラの写真

外国
語の
表記
Mara
巴塔哥尼亞瑪拉
파타고니아 마라
分類 齧歯目 テンジクネズミ科
分布 南アメリカ
保護 IUCN(NT)

  南アメリカ大陸の「パンパ」と呼ばれる草原地帯に生息し、主としてイネ科の草を食べています。耳は大きめで、まるでウサギのようにも見えますが、実はネズミの仲間なのです。昼行性であり、よく日光浴をしていますが、夜間は地面に掘った巣穴の中で休んでいます。
 繁殖期には大きな群れを形成し、共同の巣穴の中で出産します。巣穴では通常自分の子にだけ授乳をして育てます。
 細長い四肢と、お尻の白色の毛は、まるで子ジカのようにも見えますね。

マーラの写真 マーラの写真 マーラの写真
マーラは日向ぼっこが大好きで、陽だまりで仲良く休憩している姿をよく見かけます