どうぶつえん日記

最新のどうぶつえん日記

ブイの次は…   2月22日

  コビトカバにブイのフィーダーを与えた後、水面に浮いている餌は取れるのか?という疑問が湧きました。そこで水面に浮く物として、以前かじり木として与えていた樫の木を準備しました。樫の木に穴を開け、ニンジンを刺してプールに入れてみました。すると、すぐに興味を持って近づいてきましたが、最初は上手く取れず樫の木を噛む事もありました。他にも食べられないまま押して行って壁に当たって、ニンジンが折れて、沈んでいくニンジンを食べる様子も見られました。数日続けていると、上手になりピンポイントでニンジンだけ取っていました。すべてのニンジンを食べた後も、木を押す、下から突き上げる、沈める、木の下に潜り木を背中に乗せるといった行動も見られました。以前、木をそのままプールに入れていた時はこのような行動は見られなかったので、餌を付けてあげることで新たな行動を引き出すことができました。また、普段寝ていてあまり動かないコビトカバが動いているので、来園者の観察時間も少し延びた気がします。2週間もするとニンジンの取り方が上手くなってきたので、樫の木を3分割に切りました。切ると、小さくなったせいか水を吸って沈むようになりました。それはそれでいいかということで、現在コビトカバには、ブイと沈む木と浮く木が与えられています。今後も増やしていこうと思います。(小倉 康武)
コビトカバの写真 コビトカバの写真 コビトカバの写真

かんなの使い心地はどうかな   2月20日

  もう数か月前からの話になりますがオランウータンの室内展示場にかんなくずを敷いてみました。大工さんが木材の表面を削った時にでるものですね。さてさて2頭の反応はどうだったでしょうか。ドーネはとりあえず匂いをかいで少し触り、そのあとは反応なしでした。ですが現在はベッドを作ったり、寝室に持って帰ったりなんだかんだお気に入りの様子に見えます。ハッピーは少し持ち上げると匂いをかいでそのまま頭の上にのせました。可愛らしい一面が見られましたがこの日を最後にもう見ていません(笑)現在はかんなくずの中に隠したエサをさがす時に大量に持って動かす様子がよく見られます。2頭の姿を見ていると本当に感受性豊かだなと思います。今後もいろいろなものを与えて2頭の創造性あふれる姿を発見していきたいと思います。(林 皓太)
オランウータンの写真 オランウータンの写真 オランウータンの写真

よくよく考えてみれば…   2月13日

  コビトカバの室内展示場で与えるフィーダーを考えていましたが、パっと思いつかなかったので、屋外展示場で使っていたブイをそのまま室内で与えてみました。室内で使う際、プールに落とすことが予想されました。そして水中の餌を食べるのだろうか?と心配していましたが、15cm程の水深から始めてみると、ブイを転がし出てきた沈んでいるニンジンを食べていました。なんだ、食べられるのか!と思い、水深を深くしていくと水中に潜りブイを転がす姿や、下からブイを突きて上げニンジンを取り出す動きも見られました。コビトカバは水中で排便をするので、プールがすぐに濁ってしまいますが、それでもしっかりニンジンを見つけ出し食べています。最近では、プールから押し上げて陸にブイが置いてあることもあります。今回、フィーダーを与えたことで採食時間は多少延びた程度ですが、新たな行動を引き出せたことが良かったです。水中で食べる姿は初めて見ましたが、調べてみると水生植物を食べると書いてあるものもありますし、よくよく考えれば水中授乳ができるので、水中でも食べられるかと1人納得したコビトカバのフィーダーでした。(小倉 康武)
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トキの繁殖期、到来です!   2月9日

  先月中旬に、繁殖期に向けトキ舎のメンテナンス作業を行いました。公開・非公開ケージ合わせて、3日間にも及ぶ一大メンテナンスです。今回は主に、非公開ケージの止まり木交換や木々の剪定、巣皿(繁殖に使用する巣の土台となるもの)やカメラの設置などを行いました。トキたちがより良い環境で繁殖を行えるように、また、飼育員が小さな変化も見逃さずに繁殖の手助けを行えるように、丁寧に確認を繰り返しながらメンテナンスをしていきます。トキの繁殖期は2月から7月ごろと言われていますが、非繁殖期には朱鷺色(オレンジ掛かったピンク色)だったいしかわ動物園のトキたちも、頭から背中にかけて灰黒色(黒色)へと姿を変化させています。先日は、枝渡しや擬交尾などの求愛行動も見られ、着々と繁殖モードに突入している様子です。現在いしかわ動物園には、公開ケージで暮らすベテランBO、昨年初ペアながらも4羽のトキを巣立たせた年の差CN、そして今年ペアを組んだばかりのCZといった3ペアが居ます。それぞれのペアが、自分たちのペースで大切な繁殖期を過ごしてくれたら嬉しいなと思います。また、春には新しい命がこのいしかわで誕生してくれることを願っていますし、私たち飼育員もそのために全力でサポートをしていきます!(竹内 遥香)
トキ舎の写真 トキ舎の写真 トキ舎の写真

ヨツバとレベッカのどうぶつえん暮らし  1月16日

  のとじま水族館からやってきたコツメカワウソの近況報告です。高齢個体なので環境の変化による影響が心配でしたが、2頭とも食欲は旺盛で、ヨツバ(オス・17歳)がレベッカ(メス・14歳)の餌も食べようとするところに少し困っています。水族館の担当者にも直接指導していただき、触診や歯のチェックも継続中です。無事に元居た家に帰れるまで、健康で楽しく過ごせるように職員一同努めていきます。(動物病院 千葉 友章)
カイウサギの写真 カイウサギの写真