どうぶつえん日記

最新のどうぶつえん日記

ヨツバとレベッカの里帰り  9月9日

  のとじま水族館からやってきたコツメカワウソは、無事に元居た家に帰りました。初めて会う人や新しい物にも物怖じすることなく、愛想の良いカワウソたちでした。思い返すと、餌に忍ばせたビタミン剤を見事に匂いで察知して逃げ出したことと、環境エンリッチメントとして与えた活きドジョウを食べるのが思いの外下手だったことが印象に残っています。短い期間でしたが担当した動物との別れは、家に帰れて良かった喜びもありながら、少し寂しくなるのが本音です。今後も彼らが元気に長生きしてくれることを心から願っております。(動物病院 千葉 友章)
コツメカワウソの写真 コツメカワウソの写真

国際オランウータンの日記念イベント   8月20日

  8月19日は国際オランウータンの日です。この日を記念して17日にイベントを実施しました。当園では、ボルネオオランウータンのドーネ(雌、推定28歳)を飼育しています。オランウータンについて「興味」「関心」を持ってもらうことを目的にだれでも参加しやすいようにビンゴゲームを交えながらオランウータンの生態や現状、ドーネの紹介などを行いました。ビンゴゲームに使用した映像やカードの作成、記念品製作など準備は大変でしたが、イベント中の盛り上がりや記念品を嬉しそうに受け取る参加者を見て充実した時間を過ごせました。この場をお借りして参加していただいた皆様、ありがとうございました。これからもドーネを通じて、オランウータンのことを発信し続けていきたいと思います。(林 皓太)
オランウータンの日の写真 オランウータンの日の写真 オランウータンの日の写真

オシドリのエンゼルウィング   8月18日

  7月中旬頃に、1羽のオシドリの左翼が外側に反り始めました。水鳥でよくみられる「エンゼルウィング」という病気です。遺伝や食事の偏りが原因と考えられていますが、その関連性もはっきりとは証明されていません。このオシドリと同じ親から生まれ、同じ餌を食べている兄弟の翼には明らかな異常はありませんでした。そのままにしておくと飛べなくなり、歩様のバランスにも支障が出てしまいます。若いうちからテープで矯正すると良くなることもあります。今回は治療がうまくいき、翼の反りが目立たないようになりました。性成熟すると雌雄の外見が大きく変わるので、その変化がいつから出始めるのか楽しみです。(動物病院 千葉 友章)
オシドリの写真 オシドリの写真 オシドリの写真

「世界ライオンの日」イベント   8月11日

  8月10日は世界ライオンの日です。今回のライオンイベントの第一部として、飼育担当者から個体紹介や食べ物のお話を、第二部として等身大ライオン像のミニ除幕式をして、野生ライオンの絶滅に向かっている現状についてお話をしました。エコ活動を推進するキャラクターとして制作し、台座には「ボクの名前はエコれおん。地球にやさしいエコ生活をして、動物たちの生息環境を守っていきましょう」と掲げています。胸には小さな穴があり、そこにエコ活動のアンケート用紙をポストできるしくみです。特別展「~いしかわ動物園のこれから~」の開催期間中(~10月28日)、動物学習センターの入口にいますので、皆さん会いに来て、「エコれおん」にポスティングし、エコ精神をパワーアップしていってくださいね。 (じゅ~い・きたがわ)
モルフェスの写真 モルフェスの写真 モルフェスの写真

再利用フィーダー  7月20日

  先日、コビトカバに与えていた水中に沈むようにしたブイに、ヒビが入ってしまい、半年ほど使ってきましたが使用中止にしました。しかし、このまま捨ててしまうのももったいないと思い、ヒビが入った部分を取り除き、吊るすタイプのフィーダーとして再利用することにしました。以前から竹筒を吊るしていたので、コビトカバたちは特に警戒もせず使ってくれました。また、キリンに与える樫の木の枝を入れておくバケツも底が割れてしまい、使えなくなりました。やはり、このまま捨てるのももったいないので、割れた部分にアジアゾウのサニーの鼻が入る大きさの穴を開け、サニーの牧草いれとして再利用しました。サニーは、少し警戒していましたが、今では慣れて牧草を引っ張り出して食べています。様々なものが高くなっている昨今、今後も不要になったものでも他に使い道がないか考え、再利用していければいいなと思います。(小倉 康武)
コビトカバの写真 アジアゾウの写真