最新のどうぶつえん日記
トキ CNペアその後 1月24日
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グランが死亡しました 2023年1月20日
ワタボウシタマリンのグラン♂が2023年1月15日に死亡しました。18歳でした。
近年は、キーパースペースで飼育されていたのでお客様は見られませんでした。
高齢でしたが、その前日まで元気にエサを食べていたので、発見した時は驚きました。
ワタボウシタマリンの寿命は10~15年といわれています。飼育下では25年という記録もあるようです。
グラン♂は2008年にペロナ♀と一緒に京都大学霊長類研究所から当園にやってきました。2009年3月にはクリン♂が産まれました。
当園としては初の自然繁殖となり、お客様にも背中に仔を背負う様子もご覧いただけました。
時々、ペロナ♀とおんぶを交代するなど、子育てにも参加してくれました。
その後も、ペロナ♀との間に2009年12月にコロナ♀(後に人工哺育)と、ピンナ♀も産まれました。たくさんの子孫を残してくれてありがとう。
どうか安らかに眠ってください。(那須田 樹)
私は兎“大納言” 2023年1月2日
「春は、いしズー。やうやう若草萌えて、はねる兎も、いとをかし」。
私は、ふれあいひろば在住のフレミッシュジャイアント“大納言”。
清“少納言”より上の位として、『枕草子』を超える大作『いしズー草子』を執筆しようかなって思っているんだぁ。
念のため、私は女の子だよぅ。
ところで、いしかわ動物園には、漢字の愛称がついている仲間が3匹いるけど、私以外の2匹が誰か、わかるかなぁ?
1匹は「サルたちの森」に、もう1匹は「ネコたちの谷」にいるから、会いにいってねぇ。
どちらも、女の子だよぅ。
そうそう、私たち兎一族は、縁結びの動物としても知られているの。
遠いとおい昔の話だけど、隠岐島(おきのしま)に住んでいた私たちの祖先の“白兎”が海を渡って因幡国(いなばのくに:今の鳥取県東部)にお出かけした時に、
大国主(おおくにぬし)という神様と、八上姫(やがみひめ)との縁を取り持ったのよぅ。
もしもあなたに恋人がいなかったら、私の所にいらっしゃいな。
いい人が見つかるように、お祈りしてあげるから。
世の中、まだまだコロナに染まっているけど、みんなで乗り越えましょうねぇ。
今年も、私といしズーを、どうぞよろしくお願いね。(大納言)
ユズ湯とカボチャのプレゼント 12月23日
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トキの新しいペアのおはなし 12月20日
10月末に新しいトキのペア(繁殖を目的としたつがいのこと)の飼育がスタートしました。
元々当園で飼育をしていたAWペアのオスのみを佐渡へ返還し、
新たなオスを向かい入れ、CNペアが形成されました。AWペアは、9年間当園で繁殖に貢献し、
多くのヒナを育ててくれたので、担当者としてもそのオスが佐渡へ帰ることは感慨深いものがありました。
最近の調査で、野生のトキもペアを代えていることがわかってきたことから、飼育下でも繁殖成績の低下や、
高齢化、ペアの相性などで判断しペア交換をすることがあります。新しくペアとなったCNペアは、
お互いに距離をとりながら様子を伺い、近づいても1m程で、仲良くなるのにはどのくらいかかるかなぁと気にして観察していました。
しかし12月6日夕方、新人飼育員から、「仲良くしているところを発見しました!!」と報告があり、
2羽がくっついてお互いに羽繕いし合う姿が確認できました。これにはとてもうれしい気持ちになり、
今後がとても楽しみになりました。トキはつがいになると夜もそばで寝るのですが、
CNペアはまだ夜は別々で、お昼や夕方に一緒に居ることが少しずつ増えてきたところです。
また進展をお知らせしたいと思います。(足立 珠央)
(写真左は11月初旬、写真右は最近です)