展示動物紹介
バードストリート Bird Street
ここでは身近に生息している日本の小鳥や、ツルやキジの仲間、タカやフクロウの仲間に至るまでさまざまな鳥が展示されています。体の色彩や形状、あるいは住む場所が異なる環境の鳥たちに出会うことで、彼らの多様な世界を知ることができます。
シロフクロウ Bubo scandiacus
外国 語の 表記 |
Snowy Owl |
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分類 | フクロウ目 フクロウ科 |
分布 | 北極圏・ユーラシア大陸・北アメリカ大陸 |
保護 | CITES(附属書U)、IUCN(LC) |
インドクジャク Pavo cristatus
外国 語の 表記 |
Indian Peafowl 印度孔雀 ?? ?? |
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分類 | キジ目 キジ科 |
分布 | インド、スリランカ、南アジアなど |
保護 | IUCN (LC) |
オスは腰の辺りから生えている上尾筒という羽が飾り羽になっていて、発情期になるとそれを上方に持ち上げ、大きく広げて、メスに求愛します。 一方メスは、オスとは対照的に茶色い地味な色合いをしています。雑食性で、主に木の実や葉、昆虫類を食べています。



左の写真は春、中央の写真は秋に撮った写真です。立派な飾り羽も7月終わり頃から抜け始め、10月には全て抜けてしまいます。右の写真はメスです。
ミサゴ Pandion haliaetus
外国 語の 表記 |
Osprey ?? ??? |
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分類 | タカ目 ミサゴ科 |
分布 | ヨーロッパ アジア 南北アメリカ オーストラリアなど |
保護 | CITES(附属書U)、IUCN(LC) |
海岸、河川、湖などに生息し、魚を食べています。水面を高くゆっくり飛び回り、魚を見つけると急降下して水に突っ込んで魚を捕まえます。 体全体が水没するほど潜ることもあります。つばさを広げると155〜175cmにもなります。 ウロコのある魚を捕まえやすいように鋭いカギ爪があり、足の裏はザラザラしています。



現在は「みっちゃん」と「さっちゃん」を飼育展示しています。 実は、「みっちゃん」は人工育雛のため少し甘えん坊です。 飼育員が前を通ると「ピィ、ピィ」と鳴いて餌をねだる人懐っこい性格をしています。
フクロウ Strix uralensis
外国 語の 表記 |
Ural Owl 猫?? ??? |
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分類 | フクロウ目 フクロウ科 |
分布 | 本州北部 |
保護 | CITES(附属書U)、IUCN(LC) |
夜行性なので、暗がりの中でも音を聞き分けてネズミやウサギなどを捕まえることができます。首がよくまわり、体を動かさなくても真後ろを見ることもできます。展示場の中央にある大きな木の上がお気に入りの場所なので、すぐに見つかるはずです。


フクロウは木の幹などの中に巣穴をつくり、その中でヒナを育てます。巣穴の中の親子をちょっと覗いてみましたが、ご覧のようにヒナの体は白っぽいふわふわの毛で全身おおわれていました。
オオコノハズク Otus bakkamoena
外国 語の 表記 |
Collared Scops Owl 巨型猫?? ? ??? |
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分類 | フクロウ目 フクロウ科 |
分布 | ロシア東部・中国東部・東南アジアなど |
保護 | CITES(附属書U)、IUCN(LC) |
日中は樹洞や茂みにいて、夕方から活動します。主に小型のネズミを取り、昆虫やカエルなども食べています。 頭の上には「羽角」という耳のような飾り羽を持っています。日本全土に分布していますが数はあまり多くありません。



現在はオスの「ヒノ」とメスの「シズ」を飼育展示しています。巣穴からひょっこりと顔を出す姿はとても可愛らしいです。
北極圏のツンドラ地帯で生活しているやや大型のフクロウです。 主に朝方や夕方に活動しますが、北極圏の夏は暗い夜がない白夜のため日中でも活動をし、小型のネズミ類を捕食しています。 日本でも北海道でまれに見られることがあります。 成熟したオスは全身がほぼ純白色なのに対して、メスや若鳥(オスメス共に)は黒色のしま模様があります。 メスの方がオスよりも体が大きいので、しま模様とあわせて雌雄判別がしやすいのもシロフクロウの特徴です。 ライチョウと同様に足の指まで羽毛が生えています。
現在はオス1羽、メス1羽を飼育展示しています。大型で縞模様の範囲が広い方がメスです。オスは成長すると全身真っ白になります。